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保険の見直し。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 今年の2月、いわゆる「バレンタイン・ショック」で国税庁に潰された経営者向け生命保険については、その半年くらい前に馴染みの保険代理店のH君から商品概要を聞いていた。イメージとしては

 ●経営者の死亡保障1億円の生命保険に法人として加入
 ●保険料は(例)年間500万円×10年間、全額会社の経費になる
 ●払い込み終了後は法人から個人に名義変更
 ●途中解約の返戻金は払込済み保険料総額の(例)70〜90%

 節税メリットを享受しつつ、退職金などにあてる場合には解約して返戻金を活用する。途中解約ありきの、いわば利益操作のツールであり、こんな保険は世間ではもちろんバカ売れしたわけだが、自分はまったく興味がなかった。ウチはまぁ、そんなことする会社でもないし。

 ところが今年の5月中旬、火災保険の更新のために来訪したH君から、↑の医療保険バージョンがあるとの話を聞いた。充実した保障内容の医療保険に法人として加入、保険料は会社の経費、5年程度で払い込みを完了して個人に名義変更、その後個人は一切保険料を支払うことなく終身の医療保障が手に入る。ただし本件は、生命保険のようなエグイ返戻金システムがないので今のところ生き延びてはいるものの、短期集中で払い込む保険料が経費扱いになるところは同じであるので、早晩これも国税庁に指摘されるのは間違いなく、であれば業界としてこの商品も自粛・売り止めとするべく協議中であるという。

 じつに魅力的な保険なので、これは自粛前にぜひとも加入したいと思い、H君それいつごろ売り止めになりそうなの?と聞いたら「早くて今月末です」というのでさぁ大変。あわてて加入手続きを開始し、無事に5月末に駆け込みで加入できた次第。実際には、本件にかかる国税庁通達が出たのが6月末、経費として認められる保険料は年間30万円までとされ、10月からの契約に適用ということになった模様。

 もちろん↑は、これまで個人で加入していた保険の抜本的見直しにつながってくる。農協で、自分の生命保険と医療保険。S生命で自分と妻の医療保険、および子ども3人の学資保険・医療保険。このうち、まずは農協の医療保険を解約するべく保険証券を吟味したところ、解約返戻金は加入時から漸次逓増していって10年目で頭打ちに、その後は保険料を払い込むだけなのでネットの手取り額は減る一方となる、なるほど。えーとそれで、この保険にはいつ加入したのかというと… ちょうーど10年前じゃないの! ベストの解約タイミングにドンピシャで巡り会うとは、保険の神様が見てるのか?

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