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驚異のマイヨジョーヌ・マジック(その2)。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第14ステージ、4級→1級をこなし、超級山岳ツールマレーの頂上ゴール。最終局面、フラムルージュ手前でブッフマン(ボーラ)がアタック! これに反応できたのはアラフィリップ、ピノー、クライスヴァイク、ベルナル、ランダ、その一方でゲラント・トーマスが遅れる!

 凌ぐどころか突き放す、この日も驚異の走りのマイヨ・ジョーヌ。このメンバーなら2日連続のステージ優勝だって… しかし残り200mでピノーが加速するとこれを見送り、クライスヴァイクの動きをチェックしながら2位でフィニッシュ。う〜ん王者の貫禄まで出てきて、「器が人を作る」とはこのこと。Gは36秒遅れのステージ8位、総合タイム差は2分2秒に開いた。

●1級・超級の登りでレースを動かしたのはモビスター、とくにアマドールの引きはものすごく、クリムラさん思わず「アマドールは力が有り余ドール!」。しかし肝心のキンタナは超級で遅れ、総合トップテンから陥落

●ピノーの山岳アシスト、ゴデュの引きもすごかった。引き終わりの残り4kmにはアタックを見せて、マークに入るユンボ・ヴィズマに脚を使わせてからチギれていく、22歳とは思えない働きぶり

●ステージ優勝者とマイヨ・ジョーヌ、2人のフランス人選手を表彰台で迎えてマクロン大統領ご満悦。しかし敢闘賞のエリー・ジェスベール(アルケア・サムシック)は表彰のあとそのまま立ち去ろうとして呼び戻される、この選手もフランス人

●後刻ツイッターにアップされた、ゴール前のマディオ監督の映像。ピノーに向かって絶叫し続け、フィニッシュの瞬間は喜びを爆発させて駆け出したのだが、ゴール目前の最後の10秒間は黙って見守っていたのがじつにリアル

●この日のイネオスはめずらしく、アシストに存在感がなかった。1級で早々とクヴィアトコウスキーが遅れ、超級でも勝負所までポエルスが保たなかった。ベルナルのインタビューによれば、エースを助けることもできたけれどチームからの無線は「待つな」の指示だったとのこと。いずれにしても、そろそろどちらかをエースに決め打たないと、さすがのイネオスも厳しくなるか

●多くの選手から、連日のアラフィリップの大活躍を賞賛するコメントが出され、「ひょっとして?」の期待も高まっている模様。このままの雰囲気で3週目を迎えた場合、またイネオスに勝たれるくらいなら、とチームの垣根を越えた動きになってこないだろうか。表彰台を狙うピノーのFDJはともかく、今年は終わったバルデとAG2Rの面々、カルメジャーヌ(トタル・ディレクトエネルジー)やバルギル(アルケア・サムシック)などフランスのプロコンチームが結束してアシストするなんとことは?

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