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芋掘り。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 いったいいつから太陽を見ていないのか、毎日の好天がうらやましいツール・ド・フランス第9ステージ。15名の逃げとプロトンとのタイム差は近年めずらしい10分以上、前と後ろは別々のレース。逃げ集団から最終局面に残ったのはダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)とティシュ・ベノート(ロット・ソウダル)、インピーを前に出してタイミングを伺い、ゴール前残り200mで踏み込んだベノートだが、そこはあっさり差し返されてインピーがステージ優勝。

●これが初優勝のインピーだが、マイヨ・ジョーヌの着用経験はあるという珍しいパターン(2013年大会、第6〜7ステージ)。第4ステージのチームT.T.でオリカ・グリーンエッジが優勝し、リーダージャージを獲得したサイモン・ゲランスと同タイムの総合2位に。ゴールスプリントでグライペルが勝った第6ステージ、ゲランスを含んで流れ込んだ集団(←先頭はエヴァンス!)がタイム差5秒を取られたことで、インピーにマイヨが移った

●インタビューで「南アフリカの選手は2007年以来勝ってない」と言うので逆に、勝ったのって誰だっけ? と調べたらロバート・ハンターだよそうだった! 山岳王になったマウリシオ・ソレルと同じバルロワールド所属。ラスムッセンが途中解雇され、コンタドールが初優勝したのが2007年大会

●最終列車に乗ろうと飛び出したルイ・コスタ(UAE)、あとちょっとで逃げ集団に追いつきそうなところでチームカーに制止され、ファッキュー・ポーズが国際映像に繰り返し映る。吸収される際には集団先頭を引いていたモルコフ(クイックステップ)に「ハイ、お疲れさ〜ん!」と半笑いで言われ、「うるせぇバーカ!」とブチ切れ(注:元世界チャンピオンは32歳、34歳のモルコフのほうが先輩)

●クリムラさんによる「芋掘り」の解説に対し、原語は「chasser patate」(シャス・パタ、追う・芋)、「追走中に食べた(芋の)補給食が消化不良でもたれてしまい、なかなか逃げに追いつけない中途半端な状態」であるとの情報提供あり。本件「いもほり」ではなく「いもたれ」に改めるとの結論に納得

●チッコーネの鼻がじつに立派で、ピエリック・フェドリゴ(元ブイグ・テレコム他、ツール4勝)を思い出すほど。あだ名は"geco d'Abruzzo"(アブルッツォのヤモリ)、なるほど

●ロット・ソウダルのツィートの画像。チームバスの後部に、バイクにまたがって後ろを振り返るデヘントがペイントされているのにシビれた… 追いつけるもんなら追いついてみな!

●前日の第8ステージに続き、沿道に「悪魔おじさん」発見。お元気そうでなによりだが、元気すぎるのでクローンかもしれない
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