SSブログ

因縁の2人。

 夕べも今朝も頭痛なし。 
 
 ツール・ド・フランス第3ステージ、この日もマグヌス・コルトが逃げてデンマークのファン大喜び。0km地点のファーストアタックを誰も追わず、単騎のまま残り50kmまで逃げ続けた。途中の4級3つを獲得して山岳ジャージをキープ、敢闘賞も受賞。3つ目の4級ではなんと下ハン・ダンシングでもがき、山頂ポイントを通過しながらガッツポーズ!

 集団ゴールスプリントに向けてクイックステップの体制は磐石、残り3.5kmまでカッタネオが引き倒し、この日はランパルト→アスグリーン→セネシャル→モルコフ→ヤコブセンの並び。しかしフラムルージュを通過して最終左カーブに入ると、クリストフ(アンテルマルシェ・ワンティ)を守っていたパスカロンが引き終わって下がる、これに引っかかる形でヤコブセンが致命的にポジションを下げてしまうからレースは最後までわからない。

 先に仕掛けたのはラポルトの背後から飛び出したワウト、コース右端を進むマイヨ・ジョーヌと右フェンスの間をこじ開けてくるのはサガン。左側から追い上げてくる青いジャージはフィリプセン(アルペシン)だが、ド真ん中からフルーネウェーヘン!!

 ディラン・フルーネウェーヘン(29歳、バイクエクスチェンジ)、ファビオ・ヤコブセンと同じオランダ人。一昨年8月のツール・ド・ポローニュで、ヤコブセンの落車・大怪我の原因を作った男(当時の所属はユンボ)。これまでツール4勝を誇るスーパースプリンターも9か月の謹慎から昨年5月のジロでレースに復帰して以降、精神的に辛かったとインタビューで答えて涙。それにしても因縁の2人が、第2第3と続けて区間優勝とは… ただしレース後のヤコブセンのコメント「以前は彼の強さに憧れて尊敬していたけど、あの事故のあとはそんな気持ちは完全に消え失せた。今日の勝利は彼にとってはいいことだろうけど、ぼくにはなんの関係もないこと」。

nice!(0)  コメント(0)